2012年、東北大学に養成講座が開設されたのを皮切りに、龍谷大学や鶴見大学、高野山大学と広がり、今年2月には臨床宗教師会が発足したというニュースがありました。
東日本大震災の後、宗教者による心のケアが注目され、医療現場や自殺の防止、御遺族のグリーフケアなどでの宗教者の役割が期待されているとのこと。そういった場では死後の世界や救いの有無など、宗教的な死生観がないと答えられない苦しみや悩みが多く寄せられるのだそうです。
人々の苦しみや悲しみに耳を傾ける「傾聴」により、その心に寄り添う。今の時代が求めているものなのでしょう。
私たちも御遺族の心に寄り添い、お力になれるよう努めていきたいと思います。