2016年06月02日

身代わりの焼けイチョウ

平和の尊さ、生命力のすばらしさを教えてくれるイチョウの木があることを知って、見学してきました。

東京スカイツリーから歩いて10分ほどのところにある飛木稲荷神社のご神木「身代わり飛木の焼けイチョウ」です。

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樹齢は500年〜600年、高さ約15m、目通り周囲約5m。住宅地の中にある小さな神社ですが、その境内の殆どを覆うような大木です。枝を伸ばし、青々と葉を茂らせているのですが、根元に近寄ると…

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幹が黒く焼け焦げています。

反対側も…

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焦げ跡が残っています。今から約70年前空襲で焼けた跡なのだそうです。

昭和20年3月10日の東京大空襲で、下町のこのあたりは劫火に包まれたのですが、このご神木のイチョウは我が身を焦がしながら延焼を食い止め、多くの人を救いました。

一度は焼け焦げて炭のようになったイチョウの木ですが、数年後、たくましく緑の芽を吹き、今では再び青々と葉を茂らせています。

生命力のすばらしさ、生きる勇気を与えられるような気がしました。

posted by 管理人 at 23:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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